対馬移住ヒストリー HISTORY

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趣味の昆虫採集をするために来た対馬で
新しい家族と仲間に出会えました。

Y.M35歳

入職月日:2019.6
職種名:看護師
家族構成:妻、娘
以前の居住地:愛媛県(移住年月:2年7月)
  • #対馬で結婚
  • #娘は対馬っ子
  • #昆虫採集が好き
  • #お金で買えない豊かさ
  • #プチ移住から定住へ
妻との出会いも、娘の出産も対馬病院でした。
出身は兵庫県ですが、いろんな土地を見てみたくて、派遣の看護師として全国を転々としました。京都、沖縄、愛媛…どこも思い出深い土地ですが、対馬の自然は別格です!もともと昆虫採集が好きで対馬に住んでみたかったのですが、島の人たちはとてもフレンドリーで、関西人の自分もすぐになじめました。
妻と出会ったのも、対馬病院です。今もお互い看護師として在籍しており、生まれたばかりの娘も対馬病院で出産。おかげで職場の人たちとも家族ぐるみのお付き合い。手作りのお菓子を配りあったり、妻の親戚や友人が釣った魚をお裾分けしてくれたりと、人との距離が近いのも対馬あるある話です(笑)。イベントがあるたびに大人数が集まって、にぎやかに過ごしています。
離島ならではの医療課題に向き合うやりがいも。
対馬病院では、私はHCUの看護師として働いています。内地の大きな病院ならERとICUがわかれていますが、ここではHCUが救急外来も兼ねており、仕事の幅や責任感が一気に広がりました。いざというときに迅速に動くためには普段からの訓練が大切です。先輩たちも、ヘリ搬送の手順や心拍停止時の対応など、積極的に現場の改善提案を出すような意欲的な人が多く、いい刺激を受けています。自分はまだHCUに異動したばかりですが、もっと経験を積み、いずれは現場のシミュレーション教育なども率先して実行したいと考えています。もう一つ、地域医療の課題としてプライマリケアの重要性も感じています。生まれ育った場所で生涯生活したいというのは当然の願いですが、島では介護施設の受け入れ人数にも限界があり、退院支援で悩む場合もあります。そんな中で、少しでも島の在宅医療に貢献したいと、将来は診療看護師の認定看護師を目指しています。この島で暮らし、島の医療を見つめる中で見つけた、新しい目標です。
経済的にも、健康面でも、豊かな毎日。
休日は家族でピクニックをしたり、趣味の昆虫採集やクワガタの生育をしています。島でしか見ることのできない珍しい虫も多く、絶滅危惧種の蝶・ツシマウラボシシジミの保護活動も盛んに行われています。またコロナで自宅時間が増えたため、映画鑑賞のためのプロジェクターも購入。妻とホームシアターを楽しんでいます。毎日楽しく暮らしていますが、移住前に比べると驚くほどお金を使わない生活です。正直、給与水準は他の地域とあまり変わらないのですが、食材も新鮮で豊富なため、生活に必要な出費が圧倒的に少なくなりました。想像以上に暮らしやすい環境なので、少しでも興味がある方はぜひ一度来てみてほしいですね。釣りが好き、シーカヤックがやりたいなど、気軽な動機でいいし、とりあえず1年だけ暮らしてみるプチ移住でもいい。住んでみたら、きっと気に入って、定住したくなる人も多いと思います。それくらい自信を持っておすすめできる環境です!