対馬移住ヒストリー HISTORY
海外暮らしと国際結婚を経て移住。
グローバルとローカルが共存する、
居心地のいい場所
S.M37歳
入職月日:2016.7
職種名:看護師
家族構成:夫、子
以前の居住地:オーストラリア(移住年月:6年8ヶ月)
職種名:看護師
家族構成:夫、子
以前の居住地:オーストラリア(移住年月:6年8ヶ月)
- #外国人も住みやすい
- #おいしい海の幸
- #子育てにも最適
- #離島医療のやりがい
- #アトピーも改善
- オーストラリアで出会った夫と、対馬で新生活。
- もとは地元の総合病院で、看護師として忙しい毎日を送っていましたが、30歳を目前にすべてをリセットしたくて退職。ヨガにはまってインストラクターの資格を取り、そこで出会った人たちの影響で海外や語学に興味を持ち、ワーキングホリデーでオーストラリアに留学しました。そこで出会ったのが、韓国人の夫です。
結婚後、お互いのホームタウンである韓国と長崎の中間ということで、対馬への移住を決めました。韓国にも船で1時間なので、実家との距離も感じません。また、住んでみて驚いたのが対馬のグローバルな環境!韓国人だけでなく、フィリピンや欧米などの移住者や観光客も多く、留学で学んだ英語を活かせる場面もたびたびあります。移住者や国籍の垣根がないオープンな風土も、対馬の魅力です。 - 対馬の看護には、「必要とされる喜び」がある。
- ヨガや留学などで3年のブランクがあった私ですが、対馬病院ではすぐに職場になじむことができました。新卒採用がメインではなく、プチ移住の派遣さんや中途入社のIUターン組も多いため、先輩が人材育成に慣れていることが大きいと思います。新しく入った人を柔軟に受け入れ、その人のスキルに応じた現場研修を行うことが当たり前のように根付いています。そのあたたかさは、患者さんに対しても同じ。ご近所さんや知り合いの患者さんも多いため、「あら、おじいちゃん今日はどうしたの?転んだの?」なんて、気軽に会話ができる距離の近さがあり、本当に和やかです。
しかし一方で、離島医療ならではの責任も感じます。診療科も医師の数も多かった以前の総合病院とは違い、看護師に幅広い知識が求められるため、正直なところ一人ひとりの看護師のスキルは都会より離島の方が高いのではないかと思うほど。だからこそ、頼られることも多いし、患者さんからの信頼も大きいのだと思います。
先日はスーパーで偶然、昨年亡くなられた患者さんの娘さんに会いました。たまたま帰省していたらしく、お互いに近況報告などをお話ししました。思えば、以前の私なら1年前の患者さんの家族の顔まで覚えていたか自信がありません。毎日が慌ただしくて、一人ひとりの記憶が流れていくことも多かった。でもここでは違います。患者さんとも、その家族とも関わりが深いから、時が経っても鮮やかな思い出が残ります。自分が必要とされる喜びを日常の中で実感する、以前にはなかったやりがいを感じています。 - 子育て環境もよく、家族みんな元気いっぱい!
- 実は対馬に移住した理由の1つに、夫の持病もあります。定期的に通院が必要なので、離島とはいえ、医療が充実していることが決め手でした。実際に対馬病院では看護師も医師も、本当に親身になって対応してくれます。医療を受ける側としても、働く者としても、対馬病院があって本当によかった。
とはいえ、豊かな自然とストレスフリーの生活のおかげか、夫の体調は、とても良く元気に過ごせています。毎日釣りにでかけていき、昼も夜も新鮮なお魚が食卓に並びます。以前は寝込むことも多かったのですが、今では真冬の海に素足で立っていても風邪一つひきません。また私自身も、アトピーがずいぶんよくなりました。
昨年、息子が生まれたのですが、対馬病院は院内に託児所もあるため、近いうちに復職する予定です。地域の育児サークルもたくさんあって時間単位で子どもを預かってくれるなど、子育て支援も充実しています。近所の子どもたちを見ていてもみんな本当にのびのびとして健康的。この環境なら育児と仕事を楽しく両立できると確信しています。ご近所の方もみなさん優しくて、今日もこれから、畑からいただいたカブと大根で離乳食を作ります。ここの野菜で作ると、息子も驚くほどよく食べてくれるんですよ。