離島看護の仕事 NURSE WORK

入退院支援室

多職種が協働して
患者様とご家族に寄り添ってサポート

〈入退院支援〉
病棟の退院支援を担う部門看護師として、主に患者家族相談・退院調整を行っています。

地域連携室は支援者との架け橋。
病院内外のさまざまな人と連携して、多彩なケースに対応。

地域連携室では、看護師、ソーシャルワーカー、医療事務など、多職種が協働しています。入院中の小さな困り事や相談から、今後の自宅療養についての相談・準備、施設や転院の調整、在宅看取りなど様々なケースの退院に向けて支援する役割を担います。

特に、病気の発症によって入院前の生活と大きく状況が変化する方や、退院困難が予測される方などの場合は、入院早期より患者様・ご家族と繰り返しコミュニケーションをとり、ご意向聴取や困り事の抽出など行います。その上で、患者様・ご家族と医療スタッフ・介護・行政スタッフなど地域のスタッフも含めて必要な支援者との架け橋として働きかけ、多職種で協働しながら患者様・ご家族のサポートをさせていただくという特徴があります。

また、現在コロナの感染対策のため面会禁止となっており、ご家族の不安も大きいため、ご本人の病室での様子を伝えたり、リハビリの様子を動画で提供したり、病棟や本人に伝えてほしいことを伺うなど、不安の軽減に努めています。

主な仕事内容 ある1日の業務内容

8:30

担当病棟のミーティングに参加

・その他、退院支援計画書など必要書類のチェック

9:00

連携室ミーティング(火・木)に参加

・担当のケースについて共有し、よりよい支援につなげられるよう意見交換

9:30

患者様・ご家族と面談、情報収集

・病室に伺い、入院患者様のお話しを伺う
・電話や外来などで、ご家族様とお話し(家庭の意向や家庭環境・支援者の状況をアセスメント)

11:00

電話対応 記録

11:30

病床管理ミーティング参加(病棟管理者)

・患者様の状態、治療、退院に向けての課題などからDPC病棟、包括病棟の役割を生かしたベッドコントロールを検討・調整

12:00

昼休憩

13:00

退院支援カンファレンス

・ご家族、主治医、Ns、リハビリスタッフ、CM、施設職員、行政職員などと話し合い。退院に向けて目標設定や準備をしていく

15:00

記録 情報収集 電話対応 など

・地域医療連携室業務記録を入力

17:15

業務終了

対馬病院の好きなところ

患者様と医療者の関係でありながら、私たちは同じ対馬に暮らす市民であり、疾患以外の面でも心が通い合う部分があると感じています。対馬病院のスタッフは、お一人お一人の患者様の不安や心配事に親身になって考えながら接しており、限りある離島の資源の中で、最大限の医療を提供しようと取り組んでいるところが良いところだと思います。また、働くスタッフとしても、アットホームな雰囲気でありながら、向上心を持って仕事に取り組む仲間とともに、チームの一員としてコミュニケーションを大事に、やりがいをもって働く事ができるところが好きです。